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勝沼町は、山梨県の甲府盆地中心より、約16km東に位置します。盆地特有の内陸性気候で、ぶどうの栽培には、適した環境です。
年間降水量は1,000ミリに満たず、適度な乾燥状態が続きます。ぶどうの胎動時は、降水があり、開花時には、高温多湿。着色時、落葉時には、乾燥といった良い条件に恵まれています。
とても遠い場所と思われがちですが、東京近郊の首都圏からであれば、日帰りの観光も可能な所です。
山梨県甲州市勝沼町の地図です。
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勝沼には、30以上のワイナリーがあります。ワイナリーとは、ワイン醸造所のことです。現在、勝沼町で生産されるワインは、全国で生産される国産ワインの約25%、山梨県生産の50%にもなります。年間生産量は、約12,000キロリットルです。
勝沼町は、明治10年(1877年)大日本葡萄酒会社の、高野正誠(たかの まさなり)と土屋龍憲(つちや りゅうけん)2人の青年が、フランス留学から帰国してから、本格的なワイン生産が始まりました。
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ワイナリーめぐりのコツ
30社以上のワイナリーがありますので、計画的に巡りましょう。また目的別にプランを考えてもよいと思います。おすすめコースも参考にして下さい。
一日で、すべてのワイナリーを巡ることは、非常に難しいと思います。まったくの最初の勝沼でしたら、甲州市営のぶどうの丘のワインカーヴ(酒蔵)で、様々な種類のワインを飲み、比較してから、それぞれのワイナリーを訪れることもよいと思います。
勝沼町内には、大規模で、レストラン、バーベキュー等で、食事をしながらワインを楽しめるワイナリーもありますし、小さな規模で、醸造のみ行っているワイナリーもあります。
規模の大小で、ワインの美味しさは変わりません。事実、有名なソムリエの方が、小さなワイナリーを絶賛したり、人気漫画に登場したり、航空会社のファーストクラスや、ビジネスクラスで提供されるワインが、小さな規模のワイナリーだったりします。
そのような情報を、直接ワイナリーの方から伺っても、ワインの味がまた格別なものになりますね。特に見学ツアーができるワイナリーでは、ワインづくりに直接関わっている方からのお話が伺えます。
ワイン直売所のあるワイナリーでは試飲ができます。多くのワイナリーで無料試飲が可能ですが、飲みすぎには注意して下さい。
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勝沼町に訪れる際のご注意
電車の場合
JR勝沼ぶどう郷駅下車が便利です。
地図で見ると、勝沼ぶどう郷駅から、ぶどうの丘まで、近いように見えますが、高低差が、すごーくあります。歩くのは大変です。バスやタクシーを使いましょう。勝沼町内では、甲州市民バスが利用できます。
勝沼ぶどう郷駅の出口から、ぶどうの丘を見たところです。それほどの距離はないように見えますが、一度下って、上ります。勝沼ぶどう郷駅から、写真の右側に進んで、ぶどうの丘に行ったほうが、よいかもしれません。
勝沼ぶどう郷駅の、桜も見事です。桜の花の時期は短いですが、このような感じです。
ワイナリーめぐりと、お花見も一緒にできます。
桜の花の下で、いただくワインも、また格別です。
自動車の場合
中央道勝沼インターで降ります。
東京方面からは、中央道笹子トンネルを抜けたら、左カーブの内側に勝沼インター出口がありますので、トンネルを抜けたところで、早めに走行車線に移っておきましょう。名古屋、長野方面は問題ありません。インターチェンジの料金所を出て、右左、どちらに進んでも問題ありません。慌てずに進んでください。
中央自動車道を降りて、国道20号線に出ましたら、道路標識に従っていくと、すぐ勝沼町内です。なお、勝沼町内のワイナリーは、駐車無料です。
勝沼町は、交通量が少ないところです。もし、道に迷っても、慌てずに運転してください。Uターンも国道20号線以外であれば、可能です。どうぞ、交通事故には、ご注意ください。 |