山梨県勝沼ワイン
ワイナリー見学ツアー
土屋龍憲(つちや りゅうけん)セラー
土屋龍憲セラーについて
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土屋龍憲は、1859年(安政6年)、下岩崎村、現在の山梨県甲州市勝沼町下岩崎に生まれました。
1877年(明治10年)祝村、山梨県甲州市勝沼町下岩崎に「大日本葡萄酒会社」が設立され、高野正誠(たかのまさなり)と共に、フランスにぶどう栽培と葡萄酒製造のための技術を習得するために留学しました。このとき、高野25歳、土屋18歳の時でした。
1879年(明治12年)に帰国しました。
ワイン作りを続けていったのですが、日本では、ワインの醸造を日本酒の醸造と同じところで行っていました。つまり、日本酒の酵母を使っていたのです。日本酒の酵母で造ると、ワインでは無くなってしまったそうです。
その原因が分からないまま、土屋龍憲は、醸造したワインの保存状態が悪いのではないかと考え、セラー(地下貯蔵庫)を作ったそうです。
行ってきました。
こちらが、土屋龍憲セラーの地図です。
半地下の状態で、作られています。保護の為に、中には入れません。
中は、このようになっています。ひんやりとした雰囲気が伝わりますか?
内部の説明を大きく写しました。
内部は、このようになっています。樽などは、現在のものですが、明治の頃にも、このようにワインが、熟成されていたのかもしれません。
セラー全体は、レンガで作られています。セラーの入り口の反対側に回ると、レンガの一部を見ることができます。
その後、1886年(明治19年)大日本葡萄酒会社を解散し、高野正誠は自宅で葡萄酒を作り、芳醇社を設立しました。1923年(大正12年)70歳でこの世を去りました。また、土屋龍憲は、大日本葡萄酒会社を解散後、大規模葡萄園を開墾したり、祝村の村長になったりした後、1940年(昭和15年)81歳で、この世を去りました。
2人の残した功績は、今もワインやぶどう作りに生かされています。
先人のたくさんの苦労や努力があって、現在、美味しいワインをいただく事ができます。先人に感謝です。
土屋龍憲セラーの上に丸い屋根の建物が見えます。
ぶどうの国博物館です。
勝沼町のぶどうづくりや、ワインの歴史が学べます。
甲州市立図書館も併設されていて、ワインに関する蔵書は、すごい数です。
ワインについての書籍を読むなら、最高の図書館だと思います。
勉強になります。
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